碧落の御蔵島【3】イルカの島に上陸!! できず。。。

御蔵島を目指す我が家を乗せた、東海汽船・橘丸。
粛々と東京湾を南下して太平洋に出てからは、
次第に揺れを感じるようになりました。
窓のない2等船室で寝ていても、ソレが判ります。
床に押し付けられる感覚と、浮き上がる感覚とが交互にやってきますから。
木枯らし1号が吹く可能性を予報されたこの日は、
三宅島、御蔵島、そして終点の八丈島までもが「条件付き出航」だったんです。
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早朝5時、三宅島に到着しました。
着岸したのは、島の東側にある三池港。(↓の写真)
波は高いですが空は晴天らしく、、、、
月明かりをバックに、雄山のシルエットが浮かんでいました。(↑の写真)
三宅島に着けたなら、次の御蔵島も大丈夫!
などと思いたいところですが、、、
三宅島に到着する前に、すでに「御蔵島は欠航」の放送が入っていたんです。
港が1つしかない利島、御蔵島、青ヶ島の宿命でして、、
「風向きが悪ければ他の港へ」
なる作戦が使えず、欠航するしかありません。
三宅島には3つも港がありますからね。。
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御蔵島に上陸後に食べるハズだったアサメシでも食べましょう。
あらかじめ、コンビニで買っておいたオニギリとパンです。(↓の写真)
おいおい、メシを食ってる場合か? ですって?
そういう場合なんです。ジタバタしたって仕方ありませんから。
御蔵島で下船できなかった我が家の運命は以下のとおりです。

【御蔵島に接岸が出来ず(欠航)。さあ、どうなる?】
1.このまま乗船を続け、八丈島へ。
2.八丈島では下船せず、折り返し東京への戻り便の客となる。
3.状況が好転して御蔵島に接岸できれば、ソコで下船。
4.運賃は、フツーに御蔵島に向った場合と一緒。


この時点で、我が家は「2」に向っている段階です。
三宅島の場合も同じルールになります。
利島、新島の場合も同様。その場合の折り返しは神津島ですね。
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なんの用も無いのに、八丈島が見えてきました。(↓の写真)
ああ、うれしいなっと。。
右のトンガリが八丈小島、左が八丈島の八丈富士。標高854m
伊豆諸島の最高峰になります。
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本日の入港は、島の東側の底土港。(↓の写真)
要は西風が強い訳ですね。
この日の実際の風向きは北西の方角でして、、
これは、桟橋が北西向きの御蔵島にとっては、最悪の風向きなんです。
なので御蔵島の着岸率は、北西の季節風に晒される冬場が最悪となります。
1月2月は30%未満ですもの。
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定刻より若干早く、8:40分に八丈島・底土港に到着。
八丈島で下船する人々、、(↓の写真)
良かったですね、着岸できて。
まあ、八丈島は西岸の八重根港もありますから、
台風でも来ない限りどっちかには着けますでしょう。
この日、ココで下船しなかったのは、我が家4名と他2名。
その2名さまは、、寝坊して三宅島で降り損ねた人でした。。。
そういえば、三宅島に着岸中、、、、
船内放送で何度も呼びかけてましたっけ。
「ココでお降りのお客さんが2名足りません。ご確認を!」
って。
その2名さま、キツく注意を受けていましたよ。
事故と判断された場合、ヘタしたら出航出来なくなるんでしょうね。
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定刻より20分早く、9:20の出航となりました。
海の状況がヨロシくないと、どんどん前倒しになるんです。
東京への戻り便の客となった我が家。
この便の御蔵島到着は12:40ですので、ノンビリいきましょう。
で、ふと見ると、、、
この船は、至る所にアンクルトリスの姿があるんです。(↓の写真)
作者の柳原良平氏は大の船好きだったそうでして、
東海汽船の名誉船長の肩書も持っていたそうです。
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ラウンジの壁には、氏の作品「橘丸物語」が掲げられていました。(↓の写真)
この船ではなく、先代の橘丸のお話です。
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戦時中は病院船として活躍した橘丸ですが、、、、、
実は、コッソリと兵隊や弾薬も運び、、もちろん国際法違反です。
ソレがバレてアメリカ軍の駆逐艦に拿捕される話なんぞも。
けっこうエグい事もやっていたんですね。。
とにかくヒマな立場ですから、ぜえんぶ読ませて頂きました。(↓の写真)
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御蔵島が近づいてきました。(↓の写真)
本日、2度目のお姿ですね。
空は晴天、、上陸が楽しみですね。
右に霞んでいるのは三宅島、、、キミには用事はありません。
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エッ? 御蔵島は欠航?(↓の写真)
がぁぁぁぁん。。
こんなに天気が良いのに、、、これでもダメなのね。
後に聞いた状況によれば、、、
桟橋が波に洗われる状態だったそうです。
それでは着岸作業は出来ませんし、
ムリヤリ降りたって、波にさらわれちゃいますって。
外海から、モロにむき出しですもんね、ココの桟橋は。。
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御蔵島に上陸してから食べるハズだったヒルメシ、、、、(↓の写真)
これもあらかじめコンビニで買っといたヤツですが、、
仕方がないので、またまた船内で食べましょうか。
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食べられない?
マナムスメはグロッキー状態です。。(↓の写真)
前夜に竹芝港を出港して以来、14時間も船に乗り続けている訳ですからね。
長男坊も同様、、、、
一刻も早く地面に足を着けたいとウメいています。
これは参りました。
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三宅島が近づいてきました。
コチラには着岸できそうです。
さて。我が家の運命は、、、、

【御蔵島に、戻り便も接岸が出来ず(欠航)。さあ、どうなる?】
5.このまま乗船を続け、東京(竹芝桟橋)へ戻る。
6.その場合、運賃は全額返金。無料クルーズを楽しんだ(苦しんだ)事になってオシマイ。
7.三宅島で下船し、翌日の八丈島行で3度目の正直の御蔵島を目指す手もあり。
8.上陸できれば、運賃はフツーに御蔵島に向った場合と一緒。
9.それでもダメだった場合は、、、最初の1~4と同じです。ああ、考えたくない!!


なお、自己判断での行動は、以下のような扱いになります。
八丈島(三宅島)で下船し、自腹で飛行機で帰る
  ・・・・八丈島(三宅島)までの片道運賃を取られます。
御蔵島を諦め、八丈島(三宅島)で観光して帰る
  ・・・・八丈島(三宅島)までの往復運賃を取られます。

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我が家が選んだのは、三宅島での下船でした。
翌朝の便で、御蔵島に再々々チャレンジする訳ですね。
三宅島の観光協会に電話でお願いし、どうにか宿もゲットできました。
もし、宿が取れなかったら、、、東京に戻るしかありません。
カミさんは、その場合でも、、
その夜の東京発の便で御蔵島を目指すツモリだったそうです。
なんて意思の強いお人。。。
確かに、そのほうが宿代が浮きますけどね。
どうせ乗る便も同じですし。。
その話を聞いた、虫の息の長男坊とマナムスメは、、、、
まるで宇宙人を見るように、カミさんを見つめていました。
ダイジョーブ! もう降りるから。
着岸するのは、未明に出航した三池港。
空港のすぐ隣でして、ちょうど離陸したドルニエ228の姿も見えてます。(↓の写真)
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三宅島・三池港に着岸。
15時間ぶりに地面が踏めました。(↓の写真)
このまま東京に戻っていたら、あと7時間半の航海が待っていた訳ですね。
それでもトータル22時間半なので、、まだまだ小笠原には着きません。
新しいおがさわら丸で短縮されたとい言え、24時間かかりますから。
改めて、小笠原の遠さが身にしみますね。
我が家は、おがさわら丸 VS 台風に巻き込まれ、、、
船中2泊・33時間の航海を経験していますが。。
おっと、それよりも、今は翌朝の橘丸ですよ。
天候は回復傾向ですが、、、果たしてどうなりましょうか。。。
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【その2】東海汽船のフラッグシップ、橘丸に初乗船に戻る
【その4】ピンチヒッター、三宅島に続く

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