世界遺産・石見銀山、、、ナゾの要塞・清水谷精錬所跡【2018GWその15】(島根県大田市)

常時公開されている唯一の坑道・龍源寺間歩に潜ってみたものの、
何となく食い足りないキモチですね。正直なところ。。
ソレを補うデザートを求めて、、、
散策MAPに書かれた「清水谷精錬所跡」なる所を目指してみました。
なんだか廃墟系のニホイが漂っていそうでしたから。
精錬とは、掘り出された鉱石からお目当ての金属を抽出する工程です。
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メインの散策路から枝道に入り、急坂を登るのですが、、
電動アシストチャリなので、何ら苦悩はございません。
ほどなく、、、山肌にブキミな構造物が見えてきました。
朽ち果てた要塞のようなその姿、、、
ココが清水谷精錬所跡なのですね。(↓の写真)
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段々畑状に連なる石垣、、、、
それだけを見ると、イニシヘの城跡みたいですね。(↓の写真)
ソコにはドーム型の穴が並んでいて、戦車でも出てきそうな雰囲気なんです。
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何かしらの設備を作るなら、もっと平らな所に作ればイイのに。
と思ったら、、、なかなか合理的な理由があったのですね。
大久保間歩から掘り出された鉱石は、
蔵之丞坑というトンネルを抜けるトロッコで、選鉱場に運ばれます。
そこで選別された鉱石は、別のトロッコで清水谷精錬所へ。
鉱石を運ぶのは重たいですから、
横移動はトロッコ、縦移動はシュートと呼ばれる滑り台が使われました。
それらを効率よく行うには、山の斜面に配置するのが合理的だったのでしょう。
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これは、選鉱場と精錬場を結ぶトロッコの跡。(↓の写真)
レールは残っていませんが、いかにもソレっぽく見えますね。
選鉱場を目指してどんどん奥に行くと、
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いきなり、トロッコが走れる訳が無い急な登りになり、
ほどなく選鉱場跡に辿り着きました。(↓の写真)
急坂は、シュートに沿った部分だったのでしょう。
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位置関係は、こんな感じです。(↓の写真)
赤が現在地の選鉱場になります。
右斜め下に伸びる直線がシュート、
ソコから精錬所にトロッコが続いています。
選鉱場と精錬所の距離は、歩いて10分ほどでした。
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これがシュート。(↓の写真)
この中を大岩小岩がゴロゴロと転がされたのでしょうね。
何ともオソロシいですが、、
重機が無い時代でしょうから、効果的な運搬だったのでしょう。
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シュートがあった場所は、今ではこんな感じです。(↓の写真)
こうして見ると、ただの斜面ながら、、、
右奥に、シュートを支えた土台が見えるかと思います。
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トロッコ道を引き返し、再び精錬所に戻ってきました。(↓の写真)
選鉱場からトロッコで運ばれてきた鉱石は、短いシュートで精錬所へ。
そのあたりの痕跡は見つけられませんでした。
明治29年(1896年)に廃止された精錬所ですので、
あまりにも年月が経ちすぎていますもんね。。
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精錬所のテッペン近くから見下ろした眺めは、こんな感じです。(↓の写真)
石見銀山が発見されたのは、鎌倉時代だと言われているそうです。
軍資金の源として、大内・尼子・毛利ら戦国大名の争奪戦を経て、、
やがて徳川家の天領となって江戸幕府の財政を支えたんですって。
明治に入り、一時期は廃れていたものの、、、
明治19年(1886年)、民間会社の藤田組が大々的な採掘に着手し、
この清水谷精錬所は明治27年に完成。操業を開始したとの事です。
ちょっと待った!
明治27年に操業開始って、、、
廃止されたのが明治29年ですよね?
そうなんです。。
鉱石の品質が予想より悪くて採算が取れず、、
この施設は、わずか1年半でお亡くなりになったそうです。
オイタワシや。。。
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銀山地区を後にし、、、街並み地区に入りました。(↓の写真)
コチラは、昔ながらの武家屋敷や町屋の風情が保存されている地域です。
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ただ単に家が並んでいるだけでなく、
実際に営業している商店もアレコレあるんです。
郵便局や銀行もありました。
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コチラは、銀製品やアクセサリーなどを扱っている店。。
さっそく、マナムスメにたかられ。小物を買わされてしまいました。
銀製品?
とんでもございません。
何が月分ものヒルメシ代がスッ飛んび、、
トォチャンも早々に廃業しちゃいますよ。
ぶるぶる。
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