真夏の磐梯山【4】爆裂火口の磐梯山へ!(福島県猪苗代町・磐梯町・北塩原村)


磐梯山、1816m。会津磐梯山と言ったほうが有名でしょうか。
大いに目立つ独立峰でして、日本百名山にも数えられています。
我が家は、毎年のように この界隈にスキーに来ていまして、
姿を見たり、その斜面を滑っていたりするんです。
いつか頂上まで登る機会を狙っていたのですが、、
まさかの「コ」騒ぎの中、チャレンジする事になりました。
我が家は、もっとも安全とされる八方台登山口からのスタートです。

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猫魔ヶ岳に登った前日に続き、再び八方台登山口の駐車場へ。
そこにあった看板地図だと、山頂までは2時間15分とあります。
途中で「中ノ湯」という湯治場を通りますが、
残念ながら20年ほど前に廃業し、入浴は出来ないそうです。
営業していれば、下山中に ひとっ風呂、、、そして、また一汗、、
いずれにしてもビミョーですよね。
【登山開始 7:26】

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駐車場から中ノ湯までの道は、そこそこ道幅がありまして、、
湯治場が営業していた頃は、クルマが通っていたのかもしれません。
(すれ違いは、絶望的にムリですが)
オフロードバイクならば、(現役時代の)ワタクシやカミさんでも走れますよ。
ガレた路面を修繕すれば安達太良山・くろがね小屋の馬車道レベルになり、
ジムニーのような軽の4駆車でも走れそうですね。
ただし、登り始めて割とすぐの所に巨大な倒木が横たわっていまして、
これは、どうやったって回避不能です。。
現役オフローダーの皆様、、来てもムリですよ。。

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建物が見えたと思ったら、、、そこが中ノ湯でした。
近づいてみると、、かなぁりコナれた状態です。
壁も屋根も朽ち果てていますね。
温泉ですから、火山ガスの影響とかもありましょうか。
もちろん、入浴など出来る状態ではありません。
【時刻は7:54。登山口より0:28】

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ビミョーな色をした池がありまして、、、
そのフチに灯篭なようなモノが見えましょうか。
そのあたりが温泉の湧出口だったそうで、
いまでもお湯が沸き出ているんですって。
もしかしたら、ソコに漬かればナイスな湯加減で、
天然露天風呂を楽しめるのかもしれません。
全くの丸見えで、かなぁり勇気が必要ですけどね。。

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1軒宿の湯治場だったそうですが、建物は複数ありまして、
小高い丘の上にも建屋が見えますね。
けっこう、規模のデカい湯治場だったんでしょうか。
磐梯山には、中ノ湯の他にも、上ノ湯、下ノ湯という湯治場があったそうです。
上と下の湯は、磐梯山の噴火の際に消滅し、、
中ノ湯だけは、奇跡的に生存者がいたのだそうです。

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どのような噴火だったのか、、、、
登山口にあった写真パネルが一目瞭然です。
噴火によって山岳崩壊し、山の向かって左半分が崩れ落ちているのが判ります。
上ノ湯、下ノ湯は、崩れた側の斜面にあったのでしょう。
中ノ湯は、ホントに紙一重でしたね。
噴火したのは1888年(明治21年)。僅か132年前の出来事です。

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別のパネルでは、噴火前の磐梯山(左)と噴火後(右)の比較がなされていました。
南北が逆転していて、裏磐梯側から眺めた形です。
かつての磐梯山は、大磐梯(磐梯山)、小磐梯、赤埴山、櫛ヶ峰、4つのピークの集合体で、
噴火により、小磐梯が丸々吹っ飛んだのだそうです。
崩れ落ちた小磐梯の土砂が、至る所で川を堰き止め、、、
檜原湖、秋元湖、小野川湖、その他五色沼の湖沼が誕生した訳ですね。
南側の猪苗代湖は、噴火の影響はありませんでした。
なので、表磐梯から眺める磐梯山は、スラっと裾野を引くコギレイな山で、
裏磐梯から眺めると、断崖絶壁が迫るオドロオドロしい姿になるんです。

NEC_2370.JPG

これは、リゾートインみちのくの玄関前から眺めた磐梯山です。
爆裂火口がザックリと口を開いていますね。
宿の場所は、秋元湖と小野川湖に挟まれた場所ですから、
噴火時、小磐梯の土砂は、このあたりをモロに直撃した事になります。
ココに居た人は、さぞや恐ろしかった事でしょう。
大きな湖を幾つも作る規模の土砂ですから、
命が助かった可能性は高くは無かったと思われます。。
さて。。登りましょうか。。
【中ノ湯出発 7:56】

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すぐに、裏磐梯登山口との分岐に着きました。
裏磐梯スキー場に下る道ですね。
コチラのリフトは夏営業を行いませんので、
このルートを選んだ場合は、全て徒歩で登ってくる事になります。
【時刻は8:01。中ノ湯から0:05】

NEC_2335-1.jpg

裏磐梯スキー場分岐を過ぎると、、イッキの急登となりました。
等高線の混み具合からすると、山頂直下の次の頑張りどころでしょう。
とにかくココは登るしかなく、、、ひたすら1歩1歩進むのみ。。
すると、、、
フイに、まるでゴホービのような展望が開けました。
爆裂火口のフチに登り詰めた模様です。
おおっ、今までは見上げるばかりだった絶壁を、
横から見ると、こんな感じなのですね。
ならば、次には上から見下ろす光景が待っているぞぉ!
その時は、そう信じたのでした。。。
【時刻は8:16。裏磐梯スキー場分岐より0:15】

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下界に目をやると、、、
秋元湖と小野川湖の姿が見えました。
檜原湖も見えていますが、この写真のフレームから外れています。。
立っているすぐ脇、、、僅か2~3メートル程度 横にあった土砂が、
あんな所まで転がり落ち、そして湖を作った訳ですよ。
それを考えると、、ウソのような出来事があったんですね。
まさに自然のパワー。。ナニモノにも挑めません。
こうしている間に、、、、まさかオツリの崩落は無いですよね。
ぶるぶる。。

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【我が家のコースタイム】
八方台登山口→(0:28)→中ノ湯→(0:05)→裏磐梯スキー場分岐→(0:15)→火口のフチ(絶景ポイント)



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この記事へのコメント

  • 山ちゃん

    こんにちは!
    会津磐梯山、もう11年前になり懐かしいと云うか、記憶の片隅にしか残っていませんが同じルートで登りました。
    中ノ湯は写真のような廃虚じゃなかったように思いますが、露天風呂は少し手入れをすれば浴れそうに見えますね(^_-)-☆
    2020年09月11日 10:53
  • かっちゃん

    こんばんは!
    私も10年以上前かもしれませんが同じコースを登りました。
    中の湯さんは廃業していました。お客さん減っちゃったのかな?
    勿体ないと思った記憶があります。
    噴火によって崩壊した断崖絶壁に「自然ってすごい!」と驚きました。
    2020年09月11日 20:56
  • おぎひま

    山ちゃんさん、コメントありがとうございます。

    確かに、温泉自体はイケそうに見えました。
    立ち入り禁止になっていたので、湯加減の確認は出来ませんでしたが。
    ココにテントを張れば快適そうながら、、
    火山性のガスがオソロしいです。
    2020年09月12日 11:14
  • おぎひま

    かっちゃんさん、コメントありがとうございます。

    中ノ湯、ホントに惜しいですよね。。
    登山基地には素晴らしいと思うのですが、
    クルマが乗り付けられないと厳しいのでしょうか。
    2020年09月12日 11:16